道南勤医協だより　447号

• 【トピックス】コロナ禍でも健康を維持するため　今年も「健康チャレンジ」に参加しましょう！
• 【健康あらかあると】捨てるウンチで拾ういのち
• 【料理教室　お料理レシピ】（88）〝ジャーマンポテト〟風～おやつにもお酒のあてにも～

トピックス

コロナ禍でも健康を維持するため　今年も「健康チャレンジ」に参加しましょう！

昨年に続き、健康チャレンジを実施

　日本に新型コロナ感染が上陸し、１年半。長くつづく外出自粛生活により、生活が不活発となり、心身機能が低下し、フレイル（虚弱）となった高齢者が増えていることが、調査によって明らかになっています。
　自粛生活は歩行や運動の機会を失わせ、筋肉量や身体機能の低下をまねいています。人との交流が途絶え、孤立状態が、精神面や認知機能の低下にも影響を及ぼしています。
　フレイル（虚弱）の予防は「運動」「栄養」「人とのつながり」が重要なポイントです。
　２年目の健康チャレンジでは、運動に加えて、栄養を強調しています。そして、今もっとも制約をうけている、精神面や人との交流について考えていただく活動を盛り込みました。コロナ禍でも健康を維持するために、みなさまに健康チャレンジを提案いたします。
（函館稜北病院HPH委員会委員長：佐々木　悟）

友の会員なら誰でも簡単に参加できます

　「友の会健康チャレンジ」は友の会員ならどなたでも、参加できます。
　友の会に未入会の方は、この機会に入会しご一緒に参加しましょう。
　実施方法は以下の通りです。

1. 申込用紙に氏名、生年月日、住所を記入します。チャレンジ前に挑戦するコース、目標を設定します。１から８コースの中から選択し、目標を選びます。
2. 期間は2021年６月１日より、11月30日までで、２カ月間チャレンジします。
3. チャレンジが終了し、目標が達成出来たら、12月15日までに、同封の返信封筒で返信ください。
4. １月中旬頃に、賞状、記念品等をお送りする予定です。また、達成した方のお名前を「道南勤医協だより」に掲載する予定です。

　新型コロナウイルスの対策として、「３密」を避けるため、外出などを自粛し家で過ごすことが多くなっていると思います。ぜひ活用して頂き健康な生活を目指しましょう。
　詳しくは、別刷りの「健康チャレンジ」の用紙をご覧ください。

 

健康あらかると

捨てるウンチで拾ういのち

友の会無料大腸がん検診は、本当に命を拾えているのか？

　道南勤医協の友の会無料大腸がん検診（以下無料大腸がん検診）は、2009年に開始されました。
　十勝勤医協が2006年から友の会会員40歳以上を対象に無料大腸がん検診を開始し、便潜血が陽性で精査をした方から大腸がんが複数見つかったという話を聞いたのがきっかけです。
　2009年度から2018年度の10年間で、のべ24,894件の無料大腸がん検診を行ないました。この10年間で、私たちはどのくらいの命を拾えたのでしょうか？

「道南・函館のがん事情」

　函館市の死亡原因の１位は悪性新生物（がん）で、29.7％の方ががんで亡くなっています。
　部位別の１位は肺がん、２位は大腸がんで、全国と同様の結果です。（平成30年統計）
　しかし、人口10万人当たりのがんの死亡数をみると、全国が300人なのに対し、函館は418人。
　1.4倍も多くの方ががんで亡くなっています。
　さらに、函館市を含む南渡島のがん検診の実施率は、胃がん・大腸がんともに全道最下位。
　平成29年度はわずか7241人でした。（無料大腸がん検診は、数に含まれません）

「無料大腸がん検診10年間の結果」

　陽性率は平均7.63％で、道南勤医協が把握しているだけで、10年間に49名のがんが見つかっています。（表１）
　表２は二次（精密）検査結果です。2016年度からの大腸内視鏡検査の再開により、大腸がん・ポリープの発見数が増加しています。
　大腸ポリープは癌化する頻度が高く、内視鏡で切除することが推奨されています。つまり、無料大腸がん検診で年間30名程度の方々の命が拾えたことになるでしょう。
　みなさんも『捨てるウンチ』で命を拾いましょう。無料大腸がん検診をお勧めします。

表１【大腸がん検診実施数と】

表２【二次検査結果】

 

料理教室　お料理レシピ

（88）〝ジャーマンポテト〟風～おやつにもお酒のあてにも～

（４月号でジャガイモを使用したレシピを募集し、友の会員さんから応募をいただきました。今回は、函館市内にお住いの山下悟さんからいただいたレシピをご紹介します。）
（１人分　335kcal）