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道南勤医協だより 444号

トピックス

新型コロナウイルスワクチンについてQ&A

 新型コロナウイルスワクチンへの関心が高まっています。
 厚生労働省のホームぺージで公開されている現時点での情報からお知らせします。

Q1 ワクチン、予防接種とは何ですか

 一般に、感染症にかかると、原因となる病原体(ウイルスや細菌など)に対する「免疫」(抵抗力)ができます。免疫ができることで、その感染症に再びかかりにくくなったり、かかっても症状が軽くなったりするようになります。
 予防接種とは、このような体の仕組みを使って病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くするために、ワクチンを接種することをいいます。

Q2 日本の新型コロナワクチン接種はどうなりますか

 ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社などが、ワクチン開発を手掛けています。
 日本政府は、これらの製薬企業3社から合計で2億9,000万回分の供給を受けることについて合意をしています。1人に2回接種を行うとした場合1億4,500万人分となります。
 また、ワクチンが国内で承認され、供給できる準備が整った際に、出来るだけ早く、国民にワクチンを提供されるよう準備が進められています。
 接種を希望される方は、無料で受けることができます。

Q3 新型コロナワクチンの効果はどうなりますか

 現在、国内外で新型コロナワクチンの開発が進められ、新型コロナワクチンの効果や安全性等については確認されているところです。
 また、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社は、開発中のワクチンを投与した人の方が、投与していない人よりも、新型コロナウイルス感染症に発症した人がかなり少ないとの結果又は中間結果が得られたと発表しています。
 臨床試験や接種が始まってから時間があまり経過していないことから、効果の持続期間については明らかになっていません。今後の情報が明らかになるのを待つ必要があります。

Q4 これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか

 現在、開発中の新型コロナワクチンの副反応については、どのようなものが起こりうるか確認されているところです。
 日本への供給を計画している海外のワクチンでは、ワクチン接種後に、ワクチン接種と因果関係がないものも含めて、接種部位の痛みや、頭痛・倦怠感・筋肉痛等の有害な事象がみられたことが論文等に発表されています。

Q5 接種するワクチンは選べますか

 接種を受ける時期に供給されているワクチンを接種することになります。また、複数のワクチンが供給されている場合も、2回目の接種では、1回目に接種したワクチンを同じ種類のワクチンを接種する必要があります。

Q6 接種が受けられる時期はいつからですか

 安全で有効なワクチンが承認され、供給できるようになった時には、医療従事者等への最初の接種が始められ、続いて高齢者、基礎疾患を有する方等の順に接種を進められていく見込みです。なお、高齢者への接種の開始は、早くても4月1日以降になるといわれています。
 新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種は、強制ではありません。接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。

Q7 ワクチンを接種した後も、マスクは必要ですか

 ワクチンを受けた方は、新型コロナウイルス感染症の発症を予防できると期待されていますが、ワクチンを受けた方から他人への感染をどの程度予防できるかはまだ分かっていません。また、ワクチン接種が徐々に進んでいく段階では、すぐに多くの方が予防接種を受けられるわけではなく、ワクチンを受けた方も受けていない方も、共に社会生活を営んでいくことになります。
 このため、引き続き、感染予防対策を継続していく必要があるといわれています。具体的には、「3つの密」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行などです。

※新型コロナウイルス関連の情報は日々更新されています。
 詳しくは厚生労働省のホームページ(https:www.mhlw.go.jp)からご確認ください。

 

健康あらかると

ぎっくり腰について

函館稜北病院 理学療法士 大渕 裕

函館稜北病院 理学療法士 大渕 裕



ぎっくり腰とは

 『急性腰痛』『椎間捻挫』とも呼ばれ、いきなりグキっという衝撃とともに、腰に強烈な痛みを伴うものです。原因は様々と言われており、腰椎が瞬間的にずれてしまい腰の筋肉が炎症を起こしてしまう腰痛です。

発症直後の対処法

 痛みが強い場合には、腰に負担がかからない楽な姿勢を取るようにします。『膝を軽く曲げて横向きに』『あおむけに寝て、膝を軽く曲げてクッションを入れる』等の姿勢が勧められます。

発症から2~3日後の対処法

 かつて、ぎっくり腰の後は安静が大事と言われておりました。しかし、動かないでいると腰痛と関係の深い背筋が衰えてしまうため、回復が遅れるということがわかっています。発症2~3日後で痛みがやわらいできたら、動かせる部位は積極的に動かすようにしましょう。

再発予防

 ぎっくり腰を経験すると、その後1年間で約1/4の患者さんが再発すると言われています。再発しないためのポイントは主に4つです。

  1. 無理な姿勢を取らない。
  2. ストレスを軽減する。
  3. 肥満を防ぐ
  4. 適度な運動を行う

まとめ

 ぎっくり腰は原因不明な部分も多く、わからない部分も多いです。発症した際には、寝たきりになるのではなく、痛みの減少に併せて、少しずつ体を動かすようにしていきましょう。痛みが引かない場合には整形外科を受診し、痛みが引いてきたら、リハビリで腰に負担のかからない姿勢やトレーニングをお伝えすることもできますので、いつでもご相談下さい。

 

料理教室 お料理レシピ

(85)余ったキムチで!チーズチヂミ

(今回は管理栄養士の米山奈槻さんが紹介する手軽にできるお料理です。)
(1人分 400kcal)

余ったキムチで!チーズチヂミ
材料 2~3人分
ニラ
1/2束
キムチ
60g
チーズ
40g
小麦粉
大さじ6
片栗粉
大さじ3
100ml
ゴマ油
適量

下準備

  1. ニラは2~3cmに切る。
  2. キムチは一口大に切る。

作り方

  1. (1) 小麦粉・片栗粉・水を混ぜ合わせ、ニラとキムチをさっくりと混ぜる。
  2. (2) ごま油大さじ2を入れ、熱したフライパンに形を整えながら、生地を流し入れる。(中火)
  3. (3) 生地の表面にチーズを散らす。
  4. (4) 片面が焼き色ついたら裏返し、弱火で焼いていく。
  5. (5) 中まで火が通り、焼き色がついたら強火にし、ごま油を鍋肌にたらし仕上げる。
 
  • お好みで醤油やポン酢を付けて召し上がってください。

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