昨年12月、「75歳以上の医療費窓口負担の1割から2割への引き上げ」について、菅義偉首相と公明党の山口那津男代表が、所得基準を年金収入のモデルで年間200万円以上とし、約370万人を対象とすることを合意したことの報道がありました。
政府は75歳以上の医療費を2割負担にする建前を「現役世代と負担を公平化する」などと説明していますが、年齢を重ねれば病気にかかりやすくなり、医療をより多く必要とするのは当然です。
高齢者は1割負担の現在でも、窓口負担を理由に受診を控える人は後を絶たず、手遅れの要因にもなっています。医療費負担を2倍にすれば、高齢者の受診抑制が一層深刻化することは明らかです。受診抑制は、患者の重篤化をひき起こし、医療費の増大を招くばかりか、手遅れによる死亡例を増大させることになりかねません。
今、コロナ禍で苦しむ国民への救済こそが、政治がやるべきことであり、高齢者のいのちを切り捨てるような政策は断じて許されません。
今回、「75歳以上医療費窓口負担2割化に反対する請願署名」を同封しましたので、ご家族含めて署名にご協力をお願いします。
(今回は管理栄養士の奥寺知未さんが紹介する手軽にできるお料理です。)
(1人分 340kcal)