新型コロナ感染症は、私たちの生活を大きく変えてしまいました。
従来の風邪やインフルエンザとはことなる感染力と、重症化率から、医学的な感染防御のみならず、社会的な対策も必要な感染症です。
日本では、交流の自粛という感染対策を基本としていますが、長く続くと生活基盤と健康をそこなう危険があります。
健康的に生きていくためには、人とのつながり、交流していくことが大切です。人と交流することの自粛がもとめられているこの「コロナ禍」をなんとか乗り越えていきましょう。
この時期に少しでも健康を維持するために、私たちは友の会とともに、みなさまに健康チャレンジを提案いたします。
(函館稜北病院HPH委員会委員長:佐々木 悟)
「友の会健康チャレンジ」は友の会員ならどなたでも、参加できます。
友の会に未入会の方は、この機会に入会しご一緒に参加しましょう。
実施方法は以下の通りです。
新型コロナウイルスの対策として、「3密」を避けるため、外出などを自粛し家で過ごすことが多くなっていると思います。ぜひ活用して頂き健康な生活を目指しましょう。
詳しくは、別刷りの「健康チャレンジ」の用紙をご覧ください。
函館保健企画 しらかば薬局
薬剤師 多田 勘司
みなさん、薬局に行く際にお薬手帳を持参していますか?忘れた場合でもお薬は調剤してもらえるのでついつい持参を忘れることはありませんか?診察券や保険証よりも、お薬手帳の存在感は少しばかり薄いものかもしれません。ではお薬手帳はどのような時に役に立つのでしょうか?
お薬手帳を持参していただくメリットの1つは薬剤師がお薬の一元管理ができることです。特に、複数の医療機関、薬局を利用している場合、すべてのお薬の情報を管理することによってお薬の相互作用や薬効の重複を防ぐことができます。
しらかば薬局では過去2年に17件のお薬の重複がお薬手帳により発覚しました。胃薬、鎮痛薬、泌尿器薬、骨粗しょう症治療薬の重複が多くみられ、そのまま気付かずに継続した場合、副作用が出ていた可能性があるものもありました。
お薬手帳に残薬や次回処方してもらいたい薬など記載しておくと次回の診察や処方がスムーズに対応できる場合があります。医師や薬剤師に伝えたいこと、効果や副作用の情報を記載するなどご自身で使いやすいように活用してください。
東日本大震災や北海道胆振東部地震の際に、医療機関自体が被災したり、停電によりお薬の情報が確認できないケースが発生したと聞いています。その時にお薬手帳があることでお薬を継続できたとの報告がありました。災害時に自分自身を守るものにもなります。
薬剤師が特にお薬手帳の必要性を感じている場面は以下の場合です。
初めての薬局を利用する場合、入院時や退院後はお薬の情報が不足しています。今までどんな薬を飲んでいたか分からない場合もありお薬手帳があると助かります。
最後に、しらかば薬局でのお薬手帳の持参率は75%を超えています。しかし、大事な場面でお薬手帳の持参がないなど課題はたくさんあります。
ぜひ、お薬手帳へのご理解とご協力をお願いします。
(今回は栄養科米山奈槻管理栄養士が作成したレシピです。)
(1人分 2個 226kcal)