安倍首相は「必ずや、私自身の手で憲法改正を成し遂げる」と9条改憲に異常な執念を燃やしています。しかし、国民の多数の声は「安倍首相による改憲には反対」です。
国民が改憲を望んでいないのに、憲法尊重擁護義務(憲法99条)のある首相が改憲にアクセルを踏むなど、それこそ憲法違反です。
安倍首相は、「9条に自衛隊を書きこむだけ。何も変わらない」と言います。しかし、明記される自衛隊は、「災害救助で頑張る自衛隊」でも、「専守防衛を建前とする自衛隊」でもありません。戦争法の下で、米軍と共に海外で武力行使をする「自衛隊」です。このような「自衛隊」を憲法に明記して認めれば、9条が死文化して海外で戦争する国になってしまいます。
アジア太平洋戦争の筆舌に尽くしがたい惨禍を教訓に、「二度と戦争しない」と決めた憲法9条。「戦争はしない(1項)」「そのための戦力は保持しない(2項)」と定めた憲法9条のもとで、戦後74年間、自衛隊員が海外で「殺し殺される」ことはありませんでした。憲法9条が海外での武力行使への歯止めとなってきたのです。
いま、平和を実現するために、最も大切なことは、戦争を起こさないことです。戦争は、憎しみと報復の連鎖を生むだけです。武力から平和は生まれません。「紛争は話し合いで解決」という9条のルールが世界の流れです。
憲法を生かし、平和・人権・民主主義・生活向上が実現する社会を目指しましょう。「改憲発議に反対する全国緊急署名」にご協力をお願いします。
函館稜北病院 理学療法士 河本 貴行
最近、高齢者ではフレイル(虚弱)という概念が注目されています。フレイルとは、体重の減少、疲れやすさ、歩く速さや筋力の低下などがみられ、要介護状態になる危険性が高い状態をいいます。このフレイルの状態から、筋肉量の減少する〝サルコペニア〟や骨や関節、筋肉の障害により歩行や日常生活に支障をきたす〝ロコモーティブシンドローム〟、さらには寝たきりの状態になることが知られています。この負の連鎖のおおもとの原因のひとつが低栄養なのです。
実際に低栄養と死亡率は関係性があり、若年者では肥満が死亡リスクにつながりますが、高齢者では肥満を表すBMI(体重:㎏÷身長:mの2乗)が低いほうが死亡リスクが高まることが報告されています。
ふくよかな人は栄養が十分かというとそういうわけでもありません。実は隠れ低栄養の人もいて見た目ではふくよかでも脂質や糖質ばかりをとって蛋白質などの栄養が不足していると体にとっては低栄養の状態になります。そうならないためにはバランスの取れた食事が大切です。
栄養の種類と役割をまとめてみました。
食品の種類 | 主に含まれる栄養 | 栄養の役割 |
---|---|---|
卵・乳製品 | 蛋白質・カルシウム・鉄分など | 骨を強くし体の力を高める |
肉・魚・大豆製品 | 蛋白質・ビタミン・鉄分・カルシウムなど | おもに血液や筋肉のもとになる |
野菜・芋・果物 | ビタミン・ミネラル・食物繊維など | おもに体の調子をととのえる |
穀類・脂質・砂糖 | 糖質・食物繊維・脂質など | エネルギー源や体温のもとになる |
食事での栄養摂取を意識して運動をしっかり頑張りましょう!!
(今回はお料理好きの友の会員がつくった免疫力を高めるレシピです。)
(1人分 262kcal)