9月からスタートした「まちづくり月間」(共同組織拡大強化月間)の中間総括と、目標達成に向けた決起集会として「世話人活動交流集会」が10月5日、稜北病院と稜北クリニックを会場に開催されました。職員と道南各地の友の会から約80名が参加しました。
はじめに道南ブロック友の会倉部会長が挨拶。これまでの友の会と職員の奮闘をたたえるとともに、「今の政治を変えるためにも仲間づくりを頑張ろう」と呼びかけました。
鈴木由紀恵事務局長が「まちづくり月間」の取り組みの到達点と課題について報告をした後、各地域協議会と職員が発言しました。発言では、「先日の全道友の会交流集会に参加した方々が友の会員拡大を積極的に行っている」「職員では、つながりを生かした入会の勧めで大きな成果につながっている」などの経験が話されました。
協会を代表して及能義広院長が挨拶を行いました。
第1部全体会の最後は函館在住の講釈師、荒到夢形さんによる講談「荻野吟子伝と憲法成立の顛末」を鑑賞しました。荻野吟子は日本初の女性医師で今金や瀬棚で暮らした時期もあり道南と縁のある人物です。当時、婦人科治療をうけたくても医師がすべて男性で、男性医師に下半身をさらして診察される屈辱的な体験から、女医となって同じ羞恥に苦しむ女性たちを救いたいという決意により、女医を志します。しかし、当時の日本には女性に医師の資格を与える制度がなく、女性差別の厚い壁にはばまれ、内務省に直談判し、ようやく試験を受けられたのは1884年。女性医師第一号となったのはその翌年、吟子が34歳のときでした。医師になると決意してから十数年、不屈の精神と努力で厚い壁を打ち破ったのでした。
この波乱に満ちた荻野吟子の生涯を、荒到夢形さんは、張扇で釈台を叩きながらメリハリをつけて話を際立たせ、また調子良く語り進め、流れるような心地よい日本語のリズムの話芸により参加者は講談の世界に引き込まれてゆくのでした。
続く、「憲法成立の顛末」のお話も、今の平和憲法がアメリカによって押しつけられたものではないことがよく理解できる内容で、参加者からは大きな拍手がおくられました。
第2部は、①まちづくり・居場所づくり、②うたごえ喫茶、③平和と憲法、④「減塩で一緒に体を大切にしませんか?」、⑤レッツ体操、の5つの分科会に分かれ学習したり、うたを歌ったり、体を動かしたりしました。
臨床検査技師 山崎 淳子
動脈硬化症の程度を、簡単に評価できる方法があります。それがCAVI(キャビイ)検査です。この検査はあお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。時間は5分程度で、血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。
この検査では、つぎの3つを測定します。
1、動脈の硬さ(CAVI)
2、動脈の詰まり(ABI)
3、血管年齢
動脈の硬さを表すのが「CAVI」です。動脈は血液を全身に送るポンプの役割を果たしていますが、ポンプの内側の圧力(血圧)が変化したときのふくらみ具合をみることによって、ポンプのしなやかさ、つまり動脈のかたさがわかるというものです。
足の動脈の詰まりを表すのが「ABI(エービーアイ)」です。足首の血圧を横になった状態で測定すると、健康な人では腕の血圧と同じくらい、あるいは少し高い値となります。
しかし足の動脈が詰まっていると、腕の血圧に比べて足首の血圧は低くなります。そのため「腕の血圧」と「足首の血圧」の比をみて足の動脈の詰まりを診断するというものです。
同じ性別、同年齢の健康な方の「CAVI」平均値と比べることで「血管年齢」がわかります。「血管年齢」の高い方は動脈硬化の進行が早いと考えられます。
食事制限もなく、予約検査でもありません。気軽に受けてみてください。
(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 263kcal)