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道南勤医協だより 427号

トピックス

友の会無料大腸がん検診、特定健診を受けましょう

大腸がん検診を受けて良かったです

柏倉秋子さん

 柏倉秋子さん(67歳)は、知人のすすめで友の会会員になり、稜北病院の案内ボランティアをしています。会社勤めをしていた頃にも健康診断は受けていましたが異常を指摘されたことはありませんでした。昨年3月に友の会の「無料大腸がん検診」を受診。陽性の結果がでたため、紹介された市内の総合病院で大腸ポリープを5個とりました。担当医の話では、「このままにしていたら、大腸がんになっていたかもしれない」と言われ驚きました。柏倉さんは、「大腸がん検診を受けて良かったです」「みなさんにも『友の会の無料大腸がん検診』を受けてほしい」と、自身の体験からをすすめています。

特定健診
午後なら時間かかりません(稜北クリニック)

友の会事務局・柴田沙奈恵さんの体験記

 昨年まで、他の病院で特定検健診受けていましたが、友の会事務局の仕事をするようになり、先日稜北クリニックで特定健診を受けてみました。待ち時間が心配でしたが、中尾事務長に、「特定健診を受けるなら午後の外来がいいですよ」と言われ、受診してみました。
 午前中は、外来が混んでいて待ち時間が心配でしたが、午後外来は混んでおらず、受付して1時間もかからないで終えることができました。
 今後、インフルエンザの流行がはじまると外来が混雑したり、雪が降りだすと通院が大変になります。そういう意味では、今が特定健診を受けるにはおすすめです。

【特定健診】
友の会員だと胸部レントゲン、心電図が無料で受けられます

胸部レントゲン検査がきっかけで肺がんが見つかった友の会員も

 友の会員の方は特定健診の検査項目に加え、胸部レントゲンと心電図の検査も無料で受けられます。受診された会員の中には、レントゲン検査で異常が見つかり、CT検査で肺がんが疑われ、市内の総合病院で肺がんの手術を受け、現在は元気に生活されている方もいます。年に1回は稜北クリニックまたは江差診療所、八雲ユーラップ医院で特定健診の受診をおすすめします。

 

健康あらかると

低栄養ならないために(骨粗鬆症・フレイルを中心に)

管理栄養士 伊藤 眞由美

管理栄養士 伊藤 眞由美



栄養の考え方を「腹8分目からしっかり食べる」へ

 「最近痩せてきた(半年で2~3㎏)」「横断歩道が渡りきれない」「身長が低くなった」など心当たりはありませんか?
 人生100年時代、若い頃はメタボの予防・対策で、腹8分目と言われていた方も年齢と共に、フレイル・サルコペニア予防で「しっかり食べる」事への切り替えが必要になります(個人差あり)。

先ず、良質なたんぱく質:魚・肉・大豆・卵から※腎機能低下がある方は個別対応

☆主な働き:①体を動かすエネルギー②筋肉や骨・内臓を作る

 食欲が低下してきた方は、野菜から食べると満腹になってしまいます。
 1食1品を心がけましょう(昼食も忘れずに)。

ビタミンD:魚介類(カツオ・サバ・マグロ)干し椎茸など

☆主な働き:①筋肉や骨に必要な栄養素(ミネラル)の運搬係

 年齢と共に合成する能力が低下しますが、日光にあたると皮膚でも作られます。

カルシウム:乳製品・海藻・緑黄色野菜・大豆製品など

☆主な働き:①骨の形成や維持に欠かせません

 食事中のカルシウムが不足すると、骨から不足分が補われます…

骨の為に摂りすぎの注意したいもの

  • リン:摂りすぎはカルシウムの吸収を阻害します(加工食品:添加物として)
  • ナトリウム:カルシウムの排泄が促進されます。減塩を心がけましょう
  • アルコール:摂り過ぎはカルシウムの吸収低下だけでなく、ビタミンDの働きも悪くします

早期発見・早期予防。骨粗鬆症の検査も

 「フレイル」の段階は回復可能といわれています。食事と運動(日光にあたり仲間とおしゃべりしながら、加重をかけると効率的)を基本とし、必要時にお薬を組み合わせて骨(身体という構造物を支える柱の様な役割とカルシウムの貯蔵庫)と筋肉を丈夫にしたいものです。

 

料理教室 お料理レシピ

(70)鮭寿司

(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 363kcal)

炊き込みご飯のおいなりさん
材料 1人分
ごはん
180g(1膳)
生鮭
50g(小1きれ)
0.5g
人参
10g(1cm)
生しいたけ
10g(1枚)
さやいんげん
10g(2本)
白ごま
1g(小さじ1/3)
〈A〉
10g(小さじ2)
1g(小さじ1/5)
砂糖
2g(小さじ2/3)

作り方

  1. (1) ごはんは〈A〉を回しかけて切るように混ぜ、うちわであおいで冷ます。
  2. (2) 生鮭は塩を振って焼き網で焼き、皮と小骨を除いてほぐす。
  3. (3) 人参はせん切りにし、生しいたけは石づきを除き、薄切りにして各々ゆでる。
  4. (4) さやいんげんはゆでて斜め薄切りにする。
  5. (5) (1) に (2) ~ (4) を加えてさっくりと混ぜ合わせ、白ごまをふる。

道南勤医協だより

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