全日本民医連共同組織委員長会議が7月29日、30日函館で開催されました。大城医師が記念講演を行いました。道南ブロック友の会の活動も紹介されました。
認知症の患者さんと家族と今後の事について話し合いをもちました。女性患者は下を向いてぼろぼろ涙を流します。きっと自分でも認知症だということが分かっていたのだと思います。しかし認めたくない。一生懸命働き、子ども達を育て上げ、つつましく、毎日を生きてきた患者さん。あたり前の生活ができなくなることの不安、恐れの涙でした。
福島で「大震災によって起きた国土の喪失という現実への否認」という話し合いに参加した。震災で先祖代々の土地や、家族、友人など大切なものすべてを失った人たちの中で、うつや不安、心の障害を抱える方が増加したと言われています。
人は、あまりに大きな「そう失」に直面したとき、自分の心に生じる怒り、悲しみ、絶望などの苦しみに対し、「否認(認めない)」という心の変化で、自分自身を守ろうとするそうです。
江差や南桧山地域でも人口減少、若者の流出、高齢化など、まちの活気が失われていく「おだやかなそう失」が進行しています。なかなか将来の展望が見えない中にあるけれど、そんな時、共感し、寄り添い、少しでもいいから分かち合うことで救われる、頑張れると思うのです。
最近、自分自身を振り返ると、個人ではなく数(集団)を対象にものを考えていた気がします。改めて個人に向き合うことで、その人生を大事に、地域を大事に考えることができると思います。自分が医師になった時の原点でもあります。
友の会は江差に診療所を作ってくれた恩人。いつも地域の困りごとが友の会に持ち込まれます。一緒に診療所のこと、地域のことを考えてくれる尊敬できる人たち。この人たちがいるからこの地域で頑張れると思っています。
函館稜北病院 検査科 滝沢 智春
お腹や腕などの皮下組織に専用のセンサーを装着し、連続的に皮下のグルコース(ブドウ糖)濃度を記録する新しい検査方法です。
今まで一般に用いられてきた1日に数回の自己血糖測定器による測定に比べ、測定回数が格段に多いことが特徴です。
グルコース濃度の推移(変動)を見ることができるため、より適切で安全な糖尿病治療を行うための指標となることが期待されています。
検査方法は500円玉くらいのセンサー付きパッチを3~14日間、お腹や腕に装着するだけ。ご自分で腕に装着できるタイプもあり、装着時の痛みもほとんどありません。
防水性があるため、装着中の入浴も可能です。
食事量や食事内容(蛋白質や脂質の多い食事など)や、運動(時間や量など)が、実際どのように血糖値に影響するのか、投与したインスリンの効果は適切か、夜中に思いもよらない低血糖が起こっていないかなど、1日を通しての血糖値の変動が、グラフとして目で見ることができます。特に夜間睡眠中の血糖変動を見ることができる効力は大きいと思われます。これらのことから、個々の患者さんの病状や生活習慣に合った治療計画が立てられるようになり、よりよい血糖コントロールが期待できます。
(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 477kcal)
たまには、酢飯じゃない、おいなりさん!!
炊き込みご飯と油揚げが相性バッチリ♪