1月26日(土)函館朝市ひろば2階ホールに道南勤医協の職員、友の会員等がつどい「まちづくり・新春おでかけリハビリ交流会」が開かれました。函館朝市名物の新鮮な海鮮丼に舌鼓を打ち、市場の散策や買物も楽しみながら、リハビリ技士によるストレッチ体操や「函館朝市クイズ」に歓声をあげました。
「おでかけリハビリ」は函館朝市が行政・医療機関・介護施設等に呼びかけ外出することで健康増進につなげる企画。地震による停電で打撃を受けた函館朝市を応援したい、道南勤医協の今回の取り組みにはそんな気持ちも含まれています(道南勤医協だより11月号で紹介)。
参加されたみなさんからは「地元に住んでいるんだから海鮮丼食べなきゃ」、「観光客だけでなく市民も気軽に行ける場所が朝市だったんだね」、「思っていたより海鮮丼は安い!これならまた食べにこれそう」、「こんなお店があったんだね」、「足が不自由であまり出かけることができなかったけど、今日、海鮮丼を食べるのを楽しみにしていました」、「職員のみなさんにいろいろ親切にしていただき楽しかったです」等の声が寄せられました。
佐々木悟理事長は「『おでかけリハビリ』の活動は、私たちのめざしている『地域包括ケア』をになっており、今回、この会場で交流会を開催できたことは次の時代を切り開くきっかけになり、自分たちが住んでいる町から離れた場所で『すこしうきうき』した気分になったのではないでしょうか」と挨拶をしました。
最後に参加したみなさんで「記念撮影」をし交流会を締めくくりました。
検査科 科長 滝沢 智春
百日咳といえば赤ちゃんや小さな子供がかかるイメージかもしれませんが、近年「百日咳」に感染する大人が増えているといわれています。
百日咳は、名前のとおり、百日(約3ヶ月)も咳が続く病気です。百日咳菌という細菌が気道に感染して起こる病気です。
百日咳に感染するのは基本的に3種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)接種前の乳幼児ですが、ワクチンの効力は4~12年とされているため、その後に百日咳菌に感染している患者の咳やくしゃみに含まれている百日咳菌を吸い込んだり、接触することが原因と考えられます。
初期症状は、くしゃみや鼻水などで風邪に似ています。
2週間以上せきが止まらない、突然激しいせきが出る、ヒューヒューといった呼吸音がするなどの症状がありますが、熱は出ないのが特徴です。
百日咳は血液検査で百日咳抗体価を測定することで診断が可能です。
治療には、百日咳菌を殺すための抗菌薬(抗生物質)を服用します。
大人であれば、百日咳に感染しても自然に治ることもあります。
しかし、百日咳菌は感染力が高く、ワクチン接種をしていない小児や免疫力の弱っている方が菌に接触すると80~90%は感染するとされています。
このため、知らない内に周囲に感染を広げてしまう危険性があります。
感染の拡大を防ぐためにも、病院で検査し治療を行う事が大切です。
百日咳は、国で定められた届出の必要な感染症となっています。
子どもの場合は、「特有の咳が消失するまでまたは5日間の適正な抗生物質による治療が終了するまで出席停止」とされています。
大人についてはこうした欠勤基準はありませんが、会社により決まりがある場合もありますので、百日咳に感染したことがわかったら、まず会社に報告し、判断を仰ぐようにしましょう。
(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 140kcal)