「まちづくり月間」が9月よりスタートしました。訪問先では、友の会入会、署名、大腸がん無料検診のお勧めをするとともに、医療や介護についての困りごと、日頃感じていることなどを話題にして対話をすすめることにしています。
南渡島地域では一斉訪問日に、管理栄養士、事務職員と神山地域の友の会役員の方が集まり、病院周辺地域へ出発しました。
訪問先の友の会員さん宅では、好意的な反応もあればつっけんどんなものもありますが、「年金が10年前よりも少なくなっています。天引きされる保険料も高くなって生活が大変」「70歳以上のバス割引助成制度のしくみが変わり、使えない老人がたくさんいます」「70歳までは何とかがんばれるがこれから病気が増え社会保障をなんとかしてほしい」等々、率直な思いが語られると、ドキドキの緊張感が少しほぐれ、心が通いあうような感じになります。
友の会員さん宅のインターホーンを押し「稜北病院からきました」の声かけに、家の中に招き入れてくれる友の会員さんもいます。「今の友の会は、ほかの団体等と一緒にやろうというのが感じられないし、サークル活動を見てもいつも同じ友の会員が参加している感じがします」「高齢化が急速に進んでいる各友の会は近所の町会や老人クラブ等へこちらから積極的に関わり他の団体と協力していってはどうだろうか」とこれからの活動につながる貴重なご意見をいただきました。
地域訪問初挑戦の米山奈槻管理栄養士は、「以前勤務していた病院では訪問へ行くこと自体がないので、最初は緊張しました。しかし、直接お会いして話をしなければ聞けないことがたくさんあり、それを聞くだけでも大変勉強になりました。自宅へ行くとこんなに気楽にお話をしてくれて驚きました。民医連の地域へ出る活動の大切さを実感しました」と感想を話しています。
今回の訪問では、友の会員さん全体からみるとほんの一部です。この「まちづくり月間」では少しでも多くの仲間を増やし、今後の色々な友の会活動にもいかせるものにつなげていきたいと思います。
稜北クリニック 看護師長 渡辺 節子
秋も深まり、お肌の乾燥が気になる季節となりました。糖尿病は、さまざまな原因から乾燥などの皮膚トラブルを引きおこします。
糖尿病では、皮膚が乾燥しやすく、掻き傷や皮膚トラブルが治りにくくなったり、悪化しやすくなります。部位によっては意外と見落としがちな皮膚トラブルですが、放置してしまうと重症化し、足の壊疽(組織が腐ってしまうこと)などにいたることもあります。毎日の、皮膚のセルフチェックと正しいスキンケアで、うるおいのある健康的な皮膚を保ち、皮膚の合併症を予防しましょう。
☆何より一番大切なのは、血糖コントロールです☆
(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 178kcal)