「まちづくり活動」・「友の会活動」・「社会保障の拡充・平和・民主主義を守る活動」・「幹事会・地域協議会等の機能強化」にむけた活動方針を確認し、各友の会から一年間の取り組みについて発言があり経験を学びあいました。
民医連道南ブロック友の会第35回総会が6月16日に七飯町大中山コモンで120名の参加で行われました。1部の記念講演では、道央健康友の会連絡協議会横山博子会長が、「安心して住み続けられる居場所づくり」というテーマで道央圏内での経験と必要性について話され「居場所は子供たちだけではなく高齢者にも大切な場所となっている」と強調され友の会の役割があることを学びました。
総会開催にあたり倉部俊朗会長挨拶では、最初に居場所づくりについて触れ、孤食についての問題や課題を話しました。また、会員拡大では、月間目標と年間目標で会員数を超過達成したお礼と、2017年度での会員拡大の特徴的な取り組みとして、全国に類を見ない人口比の3割を会員とした江差健康友の会と南桧山地域協議会、また、目標達成のけん引役となった職員の頑張りについて紹介し、これらの素晴らしい経験から来年度もがんばろうと呼びかけました。
舩木幸子事務局長からは1年間の活動報告と今年度の活動方針案が提案されました。討論では、テーマ別に会員拡大・要求実現・ボランティア活動・まちづくり月間・いつでも元気誌・健康づくりについて1年間の活動や取り組みが各友の会から発言がされました。また、原水禁世界大会参加への思い・リハビリの役割やこん談会での講師活動の紹介・清拭布協力のお礼が職員から発言されました。
続いて今年度の活動方針を拍手で確認し、新役員の選出がされ承認されました。最後に穴澤副会長から総会のまとめが話され終了しました。
柏倉 秋子さん(案内ボランティア)
案内ボランティアを初めたのは、平成28年10月の末からです。もう1年半が立ちました。舩木事務局長と音楽鑑賞協会の交流会で出会い、病院の案内ボランティアをやってみないかと誘われたのがきっかけです。私は、病院の案内を木曜日に担当していますが、週1回ですが、少しずつ顔見知りもでき、患者さんからも声を掛けてもらえるようになりました。患者さんが、帰る時には、「お大事に、お気をつけて」等声掛けをしています。患者さんの笑顔に励まされ、自分も元気になっています。これからも微力ですが続けていこうと思っています。
管理栄養士 伊藤眞由美
「今時、低栄養なんて?!」と思っていませんか。ロコモ(足腰などの筋肉や骨・関節が弱って歩行や立ちあがりなどが不自由になる)も、エネルギーやたんぱく質が不足した低栄養が一因と言われています。
一般的に年齢を重ねると、食事の量が減り、あっさりしたものを好み食事が偏りがちになります。特に、1人暮らし・食事量が減っている・病中、病後である・3食食べられない・食べ物の好き嫌いが多い様な方は心配です。ここで、スクリーニングをしてみましょう。
現在の食生活習慣 | ほとんど毎日食べる(1点) | 食べない日がある(0点) | |
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魚介類 | 生鮮・加工品・全ての魚や貝類 | ||
肉類 | 生鮮・加工品・全ての肉類 | ||
卵 | 鶏卵・うずらの卵 *魚の卵は除く | ||
牛乳 | *コーヒー牛乳やフルーツ牛乳は除く | ||
大豆製品 | 豆腐・納豆など大豆を使った製品 | ||
0~3点の揚合、たんぱくが不足しています。 | たんぱく質群 | 点 | |
緑黄色野菜 | 人参・ほうれん草・トマト等の色の濃い野菜 | ||
海草 | 生・干物 | ||
0~1点の場合、ビタミン・ミネラルが不足しています。 | ビタミン・ミネラル群 | 点 | |
いも類 | じゃがいも・長芋・里芋など | ||
果物 | 生鮮・缶詰め *トマトは含まない | ||
油脂類 | バター・マーガリン・油を使う料理 | ||
0~1点の場合、エネルギーが不足しています。 | エネルギー群 | 点 |
※出典:「東京都老人総合研究所」食品摂取多様性スコアより駒沢女子大学、田中弥生先生の改変
いかがでしたか?肉・魚・卵・大豆製品・牛乳は摂れていましたか。大切なたんぱく源です。
体重の変化 | 6か月間に2~3㎏減っている |
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BMI(体格指数) | 20以下 *算式:体重(㎏)÷(身長m×身長m) |
筋肉量のチェック | ふくらはぎの最も太い部分を両手の親指と人差し指で囲んでみて隙間がある揚合はたんぱく質が不足の可能性があります |
血中コレステロール | 150mg/dl未満 |
血清アルブミン値 | 3.8g/dl(3.5g/dl未満は、より注意) |
血中ヘモグロビン値 | 低栄養によって鉄欠乏性貧血がみられる事もあります |
医薬品(医師の指示が必要です。保険適用・種類が少ない)と、食品(ドラックストアなどで取扱いあり。全額負担・種類が多く好みの味のものが見つかる可能性あり)があります。主治医・管理栄養士・薬剤師に相談してみましょう。
また、入院した時は、栄養サポートチーム(NST)の事を思い出して下さい。
健康寿命を延ばしたいと、誰もが望むことです。栄養素のバランスをほんの少しだけ心がけ、ねる前に食べたものを確認し、その日食べられなかったものは翌日食べる様にしてみてはいかがでしょうか。
(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 180kcal)