10月25日、知内町中央公民館で北海道国民健康保険団体連合会の市町村への支援事業、「知内町生活習慣改善講座」が開かれ佐々木副院長が「糖尿病と減塩」をテーマで講演を行い、町民が参加して学びました。冒頭、網野副町長が支援事業の趣旨として減塩と人工透析の予防の重要性が話されました。参加された町民へは、講演を聞くだけで終わらせることなく、日々の生活に役立て健康ですごしてほしいと挨拶がありました。
講演で佐々木副院長は、塩分の取りすぎによる色々な病気がおこる恐ろしさ、病気にならないことにより楽しく健康寿命をのばせることや医療費抑制にも大きく役に立つことを話しました。また、あまり知られていない加工食品の塩分量や健康食と言われている和食にも塩分が多いことにもふれ意外なところからの塩分取りすぎについて注意を呼びかけ、最後に、減塩は大変必要ですが、高齢の方はきちんとカロリーをとり食事をすることが大事であることを強調しました。
花井さんは、各地域でも年齢層があがり、懇談会を開催することがむずかしい状況になってきている友の会も増えています。今回は知内町が主催した支援事業の一環での医療講演でしたが、今後は、行政等の講演に参加するのも医療懇談会のひとつの方法ではないかと思い、町内の友の会員さんへ声をかけました。また講師も稜北病院佐々木副院長ということもあり、4名の友の会員さんで参加することができました。
山田さんは、今は糖尿病ではないですが、もし病気になったら大変なので、機会があったら沢山講演会へ参加し勉強したいです。地域柄、家が遠いので会場へくるのが大変ですが、友の会役員さんが迎えに来てくれるので助かりました。塩分は絶対減らしたいですがなかなか難しいです。しかし、話を聞きもう少し塩分を減らしてがんばろうと思いましたと友の会の2人から感想がよせられました。
花井さんは、町内でこのような機会があれば積極的に参加したいと思っていますが、町内の友の会員さんとつながりが少なく、多くの人数で参加できないのが悩みですと話されました。
副総看護師長 後藤 若菜
そろそろ雪もちらつきだすこの時期、ちらほらと流行りだしてくる感染症が、インフルエンザとノロウィルスに代表される急性胃腸炎です。
そもそも感染症はどうして起きるのでしょうか?
全ての感染症の発生には、感染源、感染経路、感受性のある人(感染を受ける可能性のある人)という三大要素が必要となります。感染症を防止するためには、このつながりを断ち切ることが必要となります。
この中で感染経路とは細菌やウィルスなどが体内に侵入する経路のことであり、汚染されたものに触って感染する「接触感染」、くしゃみや咳とともに見えない粒子となって排出された病原体が鼻や口から感染する「飛沫感染、空気感染」、口から食べ物とともに感染する「経口感染」などがあります。
手洗いはこの感染経路を断ち切るためにとても大切です。特に接触感染や経口感染の予防には欠かせないことです。
では、その手洗いは、きちんとおこなえているでしょうか?
正しく手洗いするためには30秒かかると言われています。
手洗いするときを思い浮かべてみましょう。手のひらはいっしょうけんめい洗う人が多いかもしれませんが、指先、親指、指の間、手首など不充分になりやすいです。また、利き手は洗い残しが多くなるので気をつけましょう。
手洗いをする時には、始めに手を水で濡らしてから、しっかりと石けんを泡立てること。泡立てることで、手全体や手のしわなどに石けんがいきわたります。
その後、流水でしっかり洗い流します。
手を洗った後は、洗った手が水に濡れたままだと、ウィルスや細菌が手にくっつきやすい状態になります。きちんと手を拭いて乾燥させましょう。
手順を覚えて、洗い残しがないようにしましょう。石けんやタオルで病原体が繁殖しないように、タオルはいつも清潔なものを使用しましょう。液体石けんも詰め替える場合には、容器やポンプを洗って乾燥させてから詰め替えましょう。
感染防止は手洗いから!しっかり手をあらって感染症を予防しましょう!
(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 370kcal)