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道南勤医協だより 404号

トピックス

民医連道南ブロック友の会
第19回 世話人活動交流集会を開催

  10月7日13時30分より世話人活動交流集会が函館稜北病院等を会場とし開催されました。第1部は4つのテーマで友の会活動の経験、学習、健康づくりについて交流しました。全体会ではブナの森診療所事務長熊谷雄二氏より講演から学び、残りの月間期間を大きく取組もうと参加された皆さんと確認しあいました。

自治体より指定管理を受けた民医連事業所として
~日本で最も健康なまちづくりをめざしてブナの森診療所の挑戦~

 全体会では黒松内町国保くろまつないブナの森診療所熊谷雄二事務長が「自治体より指定管理を受けた民医連事業所として」というテーマで講演を行いました。

 初めに黒松内町の概要や診療圏が紹介されました。次に十数回の協議を経て2015年4月業務委託への協定締結、指定管理となった経過や課題の克服。そして開院を迎えるまでの町職員と勤医協職員の地域訪問や引っ越し等の苦労。現在の診療所機能や町職員と連携して、色々な医療活動や健康まつり等の地域活動が行われていることが話されました。続いて友の会活動については公共施設の為、展示物、待合室での署名、友の会の訴え等制約はありますが、「建物外の友の会活動は自由」ということが話されました。9月から始まった「まちづくり月間」の訪問行動では、友の会以外の地域の皆さんからも「以前より職員が親切になったよ」、「診察の予約ができて便利」、「診療所が明るくなったね」等の声が聞けたことや、また、「ふれあい喫茶やディ倶楽部」の居場所づくりが好評で、「友の会活動」が生かされていることが話されました。

 民医連が指定管理となり、地域住民と行政の連携がスムーズになり、ますます友の会や職員の力も発揮され、2年後の新診療所建設にむけて現在奮闘しており、「日本一の健康なまちづくり理想に向かって進みます」と強く話され講演を終了しました。

 

健康あらかると

薬の製造販売について
~アセトアミノフェンの法令違反報道から考える

薬剤師 高橋 あゆみ

薬剤師 高橋 あゆみ


 風邪薬や痛みどめとして使われる「アセトアミノフェン」の原薬(その薬に含まれている有効成分のこと)を製造している国内企業において、安価な中国製のアセトアミノフェンを厚生労働省に届け出ることなく不正に混合し、出荷していたことが6月22日付で報道されました。立ち入り検査した際に上記の問題が発覚し、行政処分として業務停止と業務改善が命じられました。

 薬は「よく効く」だけでなく、「安心して使える」ことが大切です。そのため、薬は製造から流通、使用までのさまざまな過程において、高水準で厳しい品質管理がおこなわれています。日本で医薬品を製造販売することは、法律で規制されており、厚生労働省の許可・承認を得ないとできません。原料の受け入れから出荷までの製造工程全般にわたる管理はもちろんのこと、工場の建物や機械設備の配置などにも基準があります。こうして高品質かつ安全な薬が、初めて患者さんの手元に届けられます。

 しかし、こういった不正が発覚し、患者さんとそのご家族の方々には薬に対する不安や不信感をお持ちになったのではないでしょうか。厚労省はこの問題を受けて、原薬製造業者への無通告立ち入り検査を強化することにしました。また、製造販売業者による品質管理状況を定期的に確認することを改めて求め、不正の再発防止に取り組んでいます。
 今回の報道により、薬をのんでいていいのか不安に思ったかたもいることと思います。原薬の製造工程に法令違反があったものの、行政当局により品質には問題ないことが科学的に証明され、該当する薬の出荷は継続されています。したがってこの薬の使用による健康被害の発生や効果に影響はありません。薬はご自身の判断で使用を中止してしまうと症状の悪化につながる恐れがありますので、不安や疑問等ありましたら、担当医師・薬剤師に、いつでも遠慮なくご相談ください。

 

料理教室 お料理レシピ

(49)野菜たっぷり!かぼちゃスープ

(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 228kcal)

野菜たっぷり!かぼちゃスープ
材料 (2~3人分)
かぼちゃ
180g(種・ワタ除く)
チクワ
2本
玉ねぎ
1/2個
ズッキーニ
1/2本
にんじん
30g
生しいたけ
1枚
ミニトマト
8個
大豆(水煮)
30g
少々
こしょう
少々
200cc~

作り方

  1. (1) ミニトマトはヘタを取り、冷凍庫に入れて凍らせる。
  2. (2) かぼちゃは皮つきのまま 1cm くらいの角切りにする。チクワ、玉ねぎ、にんじん、しいたけは 5mm くらいの角切りにする。凍らせたミニトマトは冷凍庫から出してすぐ水の中に入れて皮をむき、半分に切る。
  3. (3) 鍋にオリーブオイルを入れ中火にし、玉ねぎを炒めて油がなじんだら、かぼちゃ、ミニトマト以外の野菜とチクワを入れて2~3分炒める。
  4. (4) かぼちゃとミニトマトを加えさらに炒め、ミニトマトが崩れて形がなくなったら水(大さじ5)を入れる。沸騰したら蓋をして弱火で10~15分蒸し煮する。
  5. (5) かぼちゃの形がある程度なくなるまで潰しながらよく混ぜる。お好みの濃度になるように水を足す。
  6. (6) 塩、こしょうで味を調え、大豆を加えてさらに2~3分煮て完成。
ワンポイントアドバイス
  • 材料をさっと炒めて蒸し煮すると野菜が甘くなります。
  • 水を多くするとさらっとしたスープ、少なくするとポタージュのようになるのでお好みに合わせて作ってみてください。

道南勤医協だより

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