今年は、新病院大会議室と稜北クリニックを会場にして開催されました。第1部は5つのテーマで友の会活動の経験、学習、健康づくりについて交流しました。全体会では北海道民医連事務局次長の近藤良明さんを講師に、民医連と共同組織運動の取り組みについて学び、10月~11月の月間を大きく取り組もうと確認しあいました。
第5分科会では上ノ国健康友の会が、健康づくりで行なっている「スポーツ吹き矢」の取り組みと体験会を行い、参加者19名が指導の先生から教わりながら体験しました。最初に上ノ国健康友の会の川島さんより現在の取り組み状況として、町内にある新村公民館で週1回開催し6名の参加で行っているが、今後健康づくりとして普及をしていきたいと話がありました。
体験会では、指導の先生より「スポーツ吹き矢」の効果について、みんなと仲良くでき精神衛生にもよく、また腹式呼吸による健康効果もあり、老化現象を防ぐこと、的に当たった点数を計算することから認知症の予防にも役に立つこと等の説明がありました。
実技では、吹き矢の扱い方やルールなど教えてもらい、一人数回の体験をしました。参加した皆さんは最初なかなか上手に矢が飛んでいかなかったり、的に当たらなかったりと苦労しましたが、慣れてくるとだんだん矢が的へ命中するようになりました。参加者からは、歓声や拍手がわき会場の皆さんが楽しく「スポーツ吹き矢」をおこなうことができました。今後の健康づくりの一環とし実体験することができた分科会でした。
全体会の講演では近藤良明次長より民医連運動と共同組織の歴史と位置づけ、活動の今日的な到達と課題、今年の「月間」の意義の3点について講演がされ、特に民医連と友の会のつながりの重要性、職員の力が重要だと話されました。
参加者からは「講演内容はまさに月間スタートにふさわしい内容であり、わかりやすく納得ができるものだった」、「自分なりに友の会の活動を通して分かっていなかった部分が沢山あり本当に話をきいてよかった」等の感想が寄せられました。
稜北クリニック 院長 犬童 伸行
今年も友の会の大腸がん検診がスタートしました。
日本では近年高齢化の進行が著しく、それに伴ってがんで亡くなる方が増えています。
中でも目立って増えているのが大腸がんであり、今回は大腸がんについて改めて簡単に勉強してみましょう。
大腸がんによる死亡数は、男性で肺がん、胃がんに次いで第三位ですが、女性では肺がんや乳がんをしのいで第一位になっています。そしてこの傾向は今後も続くものと予測されています。
(図1参照)
大腸がんは比較的治りやすいがんですので、症状が出ないうちに検診で早期発見することが重要です。
急な便秘や便が細くなる、便に血が付くなどしたら要注意です。
しかし早期がんでは症状があまり出ませんし、また深部大腸では便が泥状のため上記のような症状は見られません。症状が無いから自分は大丈夫だとは言えないのです。
(図2参照)
(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 394kcal)