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道南勤医協だより 450号

トピックス

まちづくり月間(9月~10月)がはじまります

 10月から友の会活動強化をめざす「まちづくり月間」がはじまります。友の会員の拡大、「いつでも元気」の普及に力をそそぎましょう。
 今年度は、昨年度に引き続き「コロナ禍」であるという状況をふまえ、感染防止につとめつつ、ますます深刻化する友の会員・地域住民の困難に寄り添う活動が求められます。
 全日本民医連が作成した「いのちの相談所」ポスターの貼りだしを各地域ですすめ、相談活動を強化していきしょう。「高齢者支援」「健康づくり」「社会保障制度の拡充」「憲法9条を守る」等の活動に取り組みましょう。

■道南ブロック友の会 舩木会長からの訴え

 友の会には、子どもから大人までどなたでも入会できます。入会金・会費はかかりません。お知り合いの方で、まだ友の会に入会されていない方がいらっしゃいましたら、お近くの友の会役員または、各事業所・職員へご紹介ください。

中道友の会で医療懇談会を開催

 中道友の会では鈴木啓太郎医師を講師に招き医療懇談会を7月9日に開催しました。鈴木医師からは、「友の会員と一緒に、継続して健康づくりをすすめていきたい」との提案があり、当面月1回のペースで医療懇談会を開催していくことになりました。
 1回目はテーマを決めずに自由に質問に答える形で行われました。参加者からは、「こむらがえり」が起こるのはなぜか?対処の仕方は?といった質問が出されました。鈴木医師からは、「血液中のミネラルバランスの崩れによって起きることもあること。また、水分が不足して起こることもある」、といった説明がありました。雰囲気も和らいでくると、参加者が次々に自分の事を語りはじめ、あっという間に予定した時間になってしまいました。次回は、各自の健診結果を事前に提出もらい、鈴木医師から健診結果の見方と療養指導に向けたアドバイスが行われる予定です。参加者からは、「説明がわかりやすい」「次回が楽しみです」といった感想が寄せられています。

 

健康あらかると

健康チャレンジ・タイアップ企画③
バランスのよい食事

函館稜北病院 管理栄養士 米山 奈槻

函館稜北病院 管理栄養士 米山 奈槻



バランスのよい食事とは

 「バランスのよい食事って何をどれだけ食べるといいの?」
 栄養指導をしているとよく聞く言葉です。食事は生きていくうえで欠かせないものですが、食べる量が多くても少なくても健康に支障をきたすこともあります。
 加齢や疾患によって筋肉量や筋力が低下する状態をサルコペニアと言います。その予防のためには適切な栄養摂取、なかでもたんぱく質の摂取が必要不可欠と考えられています。
 筋肉や内臓など体のあらゆる組織はたんぱく質でできており、栄養バランスの中でもたんぱく質の摂取量を確保しないと筋肉の量や質が低下し、サルコペニアを招きやすくなります。1日に必要なエネルギー量(カロリー)は加齢とともに活動量が減るため少なくなりますが、たんぱく質はフレイル予防だけではなく免疫力低下など防ぐために若い時とほぼ同じ量が必要とされています。
 菓子パンや麺類など単品メニューではなく、肉、魚、乳製品、大豆製品などたんぱく質を多く含む食品をおかずに1品取り入れましょう。

たんぱく質の推奨量(g/日) 男性 女性
18~64歳 65g 50g
65~75歳以上 60g 50g

参考:日本人の食事摂取基準2020年版 推奨量

朝食 昼食 夕食
食パン1枚(6枚切り)
卵1個
牛乳1杯(150ml)
ご飯軽く1杯(140g)
生姜焼き3枚
ヨーグルト1個
ご飯軽く1杯(140g)
鮭1切れ(70g)
納豆1パック

参考:株式会社ヘルシーネットワーク「はつらつ食品」

バランスよく食べるために

 ~バランスよく食べているかチェック~
 たんぱく質の他にも炭水化物(穀類、芋類)、脂質(肉、魚、種実)、ビタミン(野菜、果物)、ミネラル(海藻)も食事から摂ることが大切です。
 前日の食事を思い出し、表の項目の食品で食べたものに〇をつけてみましょう。表は10食品群を1日だれだけ食べているかのチェックシート簡易版です。肉類・魚介類・卵・牛乳・大豆製品はたんぱく質が豊富な食品。緑黄色野菜・海藻・芋類・果物はたんぱく質を効率よく働かせるために必要な食品です。主食・主菜・副菜を意識して食べると、10項目全てに〇がつきます。1日で〇が7つ以上つけられるような食生活がすすめられています。1日だけではなく7日、10日…と食べたものを記録していき7個以上〇が付く日を増やしていきましょう。

肉類 生鮮・加工品・全ての肉類 緑黄色野菜 人参・トマトなど 色の濃い野菜
魚介類 生鮮・加工品・全ての魚や貝類 海藻類 生・干物
卵 鶏卵・うずらなど*魚卵は除く いも類
牛乳 *コーヒー牛乳などは除く 果物 生鮮・缶詰など
大豆製品 豆腐や納豆など 油脂類 バター・マーガリン 油を使う料理

参考:「NHKためしてガッテン」高齢者を元気にした食事法!

 

料理教室 お料理レシピ

(91)夏野菜の豚肉まき

1人分 588kcal
今回は事務職員の上田早耶香さんが紹介する手軽に作れる夏野菜を使用したお料理です。

夏野菜の豚肉まき
材料 1人分
豚肉
100~150g
アスパラ
2本
オクラ
2本
ピーマン
1/2個
コショウ
適量
大さじ1
お砂糖
大さじ1
お醤油
大さじ2
料理酒
大さじ2
みりん
大さじ2

下準備

  • オクラの先とへタを切り落とし、塩もみをする。
    塩をつけたまま耐熱容器にオクラとひたひたの水を入れてラップを水とオクラに触れさせた状態でレンジで1分加熱する。
  • アスパラを1/2~1/3の長さに切る。厚みが気になる場合切り口が半円になるように切る。
  • ピーマンのヘタと中の種を取り除き、幅を5㎜~1㎝のお好みの長さで切る。
  • ※を全て解けきるまで混ぜて合わせ調味料にする。

調理

  1. (1) 豚肉を巻く野菜に対して2倍~3倍の長さにしてコショウを振ってから巻く。
  2. (2) フライパンに薄く油を敷いて中火で全面に軽く焼き目をつける。
  3. (3) 合わせ調味料をフライパンに投入し弱火で蓋をして1分程度加熱し、ほとんどの水分がとんだら完成。

道南勤医協だより

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