ホーム > 道南勤医協だより > 道南勤医協だより 403号

道南勤医協だより 403号

トピックス

民医連道南ブロック まちづくり月間スタート集会
目標達成に向け意思統一

まちづくり月間 9月~10月

 友の会へご入会くださる方をご紹介ください
 安心して住み続けられるまちづくりのために、「まちづくり月間」がはじまりました。
 今回の月間では、医療懇談会や地域訪問、健康づくりなどを旺盛に取組み、友の会活動を楽しく行う中で、友の会の仲間を増やし、「いつでも元気誌」の読者を増やす取組みを進めます。

 今年の「まちづくり月間」は1ヵ月早く9月1日から10月31日までとなりました。
 それに合わせ8月30日、稜北クリニック3階フロアーをうめつくす、58人の友の会員、職員の参加でスタート集会が開催されました。

 青木推進本部長より目標をやりきることが大事、自分も先頭に立ち頑張りますと挨拶がありました。続いて舩木推進本部事務局長が「まちづくり月間」の方針や目標を提案しました。次に各地域協議会や職員から「まちづくり月間」への取組みの計画や意気込みの発言がありました。南渡島地域協議会からは、「スタートダッシュ週間」をもうけ、また計画を随時決めながら目標を達成していくと話されました。北渡島桧山地域協議会からは、八雲ユーラップ医院待合室に「月間コーナー」を設けることや、訪問統一行動の計画等を立て目標を達成していきたいと話されました。南桧山地域協議会からは、「地域でスタートダッシュ集会」を開催し目標達成への意思統一を行うことや、多くの方が来場する健康まつりで会員拡大をする等と話されました。NPOりょうほく、稜北病院、八雲ユーラップ医院の職員は、目標達成に向け全職員で「まちづくり月間」を取組んでいくと話しました。

 学習講演では、堀口信理事長による「憲法・平和を守る道と道南勤医協のこれから」というテーマで行いました。
 講演はテーマに分け、初めに現在の情勢問題とし、沖縄で今なにが起こっているのか、テロや北朝鮮への日本の対応、日米同盟強化の危険性等を話しました。次に、今後の函館稜北病院のビジョンと民医連が目指すものとし、「総合力・かかりつけ医・介護ぎわに強い病院」をめざしていくこと、また、東日本大震災支援での経験事例等から「困難な人たちによりそう医療」をめざしていくと民医連やまちづくり月間への思いと考えを話しました。
 講演は、スタート集会にふさわしい今の情勢や民医連が目指していることがわかりやすく説明され参加の皆さんから大きな拍手がわき大変よい励みになりました。

 最後に、浅野推進副本部長より「まちづくり月間」の目標を達成する取組みの決意表明がされ参加者全員で「頑張ろう」と声をあげ集会を終えました。

 

健康あらかると

脳トレと認知症予防

作業療法士 岩崎 晴美

作業療法士 岩崎 晴美


 厚生労働省の発表(平成24年)では、65歳以上の高齢者において認知症とその予備軍である軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)と呼ばれる人の人口は862万人と推計されています。これは、65歳以上の約4人に1人が認知症、又はMCIである計算になります。このデータからも認知症は私たちに身近な病気であるといえます。

 皆さんもご存じのとおり、認知症は脳の機能と密接な関係があります。

 脳には、『記憶する』『時間や場所を認識する』『計算をする』『読み書きをする』『言葉を話す』『道具などを使いこなす』『物事の善し悪しを判断する』『出来事などを理解する』などの機能があり、これらを認知機能と言います。認知機能の低下は、認知症に繋がるので、認知症予防や認知症の症状悪化を防ぐためにも、脳を働かせるという事は大事なのです。

 脳を働かせるというと、まず頭に浮かぶのは脳トレではないでしょうか。読み書きや計算問題、パズルなどが代表的です。ここで大切なのは、達成感を感じられるくらいの難易度の脳トレを行うことです。難解すぎる必要はありませんが、逆に簡単すぎると脳に負荷がかからないので、トレーニングをしても効果は得られにくいのです。

 オセロや囲碁、将棋、マージャンなどの頭を使うゲームも効果的です。対戦相手がいることで、次はどんな手を打とうか考えたり、相手の思わぬ手に悩んだりすることで、より一層脳が働かせることができます。

 友人や仲間とのおしゃべりは相手の話を聞きながら返事を返すなかで他人への気遣いをしたり、うまくコミュニケーションをとることが認知症予防につながります。

 様々なことに興味・関心を持ち、新しいことにチャレンジすることが大切です。習い事や地域の行事に参加することも良いといわれています。パソコン教室やフラダンス、合唱などまずは自分の好きなことや興味の持っているものから始めてください。地域に出て他者と関わることは、話す機会が増えるだけでなく、TPO(Time:時間、Place:場所、Occasion:場合)に沿った服装に気を遣うことも増えます。外に出ることで、家の中で過ごすよりも活動する量や機会も増えます。適度な運動も認知症予防に効果的です。

 いくつかのことを紹介しましたが、どの内容においても、仕方なく、いやいややっていたのでは、効果は得られにくいのです。みなさん、楽しんで、認知症予防に取り組みましょう。

 

料理教室 お料理レシピ

(48)サマーシチュー

(鍛治友の会の「お料理教室」でつくったレシピです)
(1人分 57kcal)

サマーシチュー
材料 (4人分)
あさり(殻つき)
1カップ
ピーマン
2個
玉ねぎ
1/4個
トマトジュース(小)
1缶
ミニトマト
8個
パプリカ
1個
<調味料>
固形スープの素
1個
2カップ
小さじ1/2
コショウ
少々

作り方

  1. (1) あさりは手でもむようにしてよく洗い、ボウルに入れてヒタヒタの水を加え、砂を吐かせる。
  2. (2) ピーマンとパプリカはヘタと種をとり、縦細切りにし、ミニトマトは半分に切る。
  3. (3) 鍋にトマトジュース、固形スープの素、水、パプリカを入れ火にかける。
  4. (4) (3) がフツフツしてきたら、(2) のピーマン、ミニトマトと (1) のあさりを加えて中火で煮る。
  5. (5) あさりの口が開いたら、塩とコショウで調味して器に盛る。
ワンポイントアドバイス
  • あさりと野菜をサッと煮た、さっぱり風味のサマーシチューです。ベーコンを入れて、コクをつけてもいいでしょう。

道南勤医協だより

このページの先頭へ